TMS(統合マネジメントシステム)
統合マネジメントシステムと行動指針
当社は、1998年の川崎工場EMS(ISO14001 環境マネジメントシステム)取得に始まり、現在は、QMS(ISO9001 品質マネジメントシステム)、FSMS(FSSC22000 食品安全マネジメントシステム)を含めた3つのマネジメントシステムが運用されています。これら3つのマネジメントシステムを効率よく行うことにより業務改善を図るため、2014年9月より活動を一元化した「統合マネジメントシステム」として運用を開始し、2015年1月に統合マネジメントシステム運用証明を受けました。
統合マネジメントシステムとは、EMS、QMS、FSMSの各マネジメントシステム運用時の重複業務を省き、活動を個別最適から全体最適へと移行するものです。統合により全てのマネジメントシステムが全社活動になりました。その活動を効果的に推進するためTMS全社委員会の体制を整えました。
また、統合マネジメントシステム運用にあたり、統合マネジメントシステム方針として経営理念と行動指針を定めました。東洋ガラス経営理念を基に、お客様、消費者の方々が安全に安心してご使用いただける製品を提供し持続可能な社会の構築に貢献するため、次に示す6つの行動指針を掲げて活動していきます。
- 顧客要求を把握し、更なる品質向上に向けた技術・設備・システムの開発・導入を進め、顧客満足度の向上に努めます。また環境を考慮した製品開発、技術開発を推進します。
- フードチェーン内の組織の一員として、ガラス製品及び環境に関わる法規制・協定及び当社が同意したその他の要求事項を順守します。品質・食品安全・環境に影響を与える活動、製品及びサービスに対して企業の社会的責任を果たします。
- 統合マネジメントシステムが適切で、妥当で、かつ有効であることを確実にするため定期的な検証を行い、継続的な改善を図っていきます。
- 統合マネジメントシステム方針は文書化し、その実行及び維持について全従業員に周知徹底し、各部門が年度毎の具体的な目標を立て、実行します。この活動を通して、環境に配慮し安全で高品質なガラスびんを継続的に提供します。
- 品質・食品安全・環境に対する従業員教育を継続的に実施し、業務品質の向上を図ります。
- 省資源・省エネルギー及び廃棄物の削減を図るとともに、資源のリサイクルに努めます。
質の向上による業務改善を目指して
当社が目指す質の向上とは、製品品質に限ったものではなく、間接部門の業務品質も含み、事務作業の正確さや早さ、情報伝達の正確さや確実さなど、個人や組織の業務の質についての改善向上も含まれます。全社で業務の質を向上させる業務改善活動として、やるべきことは、過去に積み上げてきた管理システムを整理し、作業負荷・負担を軽減し本来業務に集中する環境を整えることと考え、その環境整備の方策としてマネジメントシステムの統合を切り口とした業務改善を進めています。