ガラスびんの3R
ガラスびんの3R
ガラスびんの3R、その一歩先へ!
「3R」とは、Reduce(原材料を減らす)、Reuse(びんの再利用)、Recycle(原料の回収利用)をさします。日本ガラスびん協会では、「ガラスびんの軽量化」 「リターナブルびん」 「エコロジーボトル」の3つを重点テーマとし 『循環型社会』 における 〝3R〟すなわち、Reduce (抑制)、 Reuse(再使用)、 Recycle(再利用)の普及・推進活動を展開しています。
1.リデュースとは、たとえばガラスびんの軽量化
ガラスびんを薄くして軽量化すると、製造時の原料量が減り資源の節約になります。これは燃料の節約や輸送効率の向上にもつながり、CO2排出量といった環境負荷の軽減に貢献できます。東洋ガラスは、最先端の技術でガラスびんの超軽量化を積極的に推進しています。
2.リユースとは、たとえばリターナブルびんの積極的な活用
びんを返却→洗浄後、詰め替えして何度も使用することで、エネルギーの消費量やCO2の排出量を大幅に削減できます。一升びんやビールびん、牛乳びんなどの「リターナブルびん」がこれに該当します。東洋ガラスは、繰り返し利用できる丈夫なガラスびんの開発を積極的に行っています。
3.リサイクルとは、たとえばあきびんを回収してびんの原料にすること
回収されたびんは、工場で細かく砕かれ、新しいガラスびんの原料(カレット)になります。これにより天然資源を節約でき、原料を溶かす時間も短縮でき、省エネルギーにつながります。
リサイクル
ガラスびんの最大の特徴は、使用済みのガラスから品質を劣化させることなく、何度でもガラスびんを再生できることです。すなわち、完全なマテリアルリサイクルの「びん to びん」が可能な素材です。
多くの使用済みガラスは、回収されて再生原料のカレットとなり、新たなガラスびんへと生まれ変わります。ガラスびんのライフサイクルには、資源循環の上位に位置するクローズドループリサイクルシステムが構築されています。
2023年度の東洋ガラスにおける カレット利用率(総溶解量に対する再生原料カレット使用量の割合)は74%でした。
新たなガラスびんの原料としてより多くのカレットを使用することで、製造段階での省資源・省エネ・CO 2排出量削減などの環境負荷低減効果を図ることができます。循環型社会の構築に向けて、東洋ガラスはすべてのステークホルダーの皆様と共に、カレット利用率の向上に取り組んでまいります。