よくあるお問い合わせ Q&A

ガラスびんの3R Q&A

出典:ガラスびん3R促進協議会


ガラスびんはどんな原料でつくられているの?

飲料や食品などに広く使われているガラスびんはソーダ石灰ガラスと呼ばれるガラスでできています。ソーダ石灰ガラスの主原料は、けい砂、石灰石、ソーダ灰です。ソーダ石灰ガラスは何度溶かしても組成も品質も変わらないので、何度でもガラスびんに再生できます。このため、現在は空きびんを細かく砕いたカレットが、溶解窯で溶けているガラスの約75%を占め、主な原料になっています。

リターナブルびんはどうして環境にいいのでしょうか?

何度も繰り返し使用されるリターナブルびんは、原料や製造にともなうエネルギーを削減することができるため、1回だけ使われるワンウェイびんに比べて、資源を有効に活用でき、CO2排出量も削減できる環境に優しい容器です。回収率が高いほど、使用回数が多いほど、環境負荷は低くなります。

Rマークはどんなびんにつけられているの?

Rマークは、日本ガラスびん協会が統一規格びんとして認定したリターナブルびんに刻印されています。このマークが刻印されたびんは、多くの団体にリターナブルびんとして使用していただけるように、デザイン(設計図)が公開されています。
最近では「びん再使用ネットワーク」が日本ガラスびん協会と共同開発した超軽量リターナブルびん、「日本酒造組合中央会」の開発した清酒の300mlびん、環境省による南九州地域のモデル事業で開発された焼酎の900ml茶びん、清涼飲料向けのRドロップスびん(大和茶「と、わ(To WA)」、福井県池田町「いけソーダ」で使用)などが、Rマークびんとして注目されています。

ガラスびんをリサイクルするとどうして環境にいいのでしょうか?

第一に、けい砂・石灰石・ソーダ灰など、ガラスびんの主原料となる貴重な天然資源を節約でき、自然環境も保全できること。さらに、ガラスびん工場で原料を溶解窯で溶かす時間が短縮でき、燃料の使用量を削減することで、枯渇性資源を節約できるとともに、CO2排出量も削減できます。全ガラス量に対するカレットの使用比率を10%増加させると、ガラス溶解に必要なエネルギーを約2.5%削減できます(日本ガラスびん協会資料より)。また、原料であるソーダ灰や石灰石は溶解時にCO2を発生させることもあり、それらの原料起因のCO2排出量も削減でき、地球温暖化の防止対策にもつながります。ガラスは何回ガラスにリサイクルしても品質は変わりませんので、ガラスびんは何度でもガラスびんに生まれ変わることができます。

空きびんを排出する時、キャップはどうしたらよいですか?

お住まいの自治体の排出ルールに従って排出してください。アルミキャップや王冠などの金属性のキャップが付いたまま排出されると、ガラスびんをつくるときにそれらが溶けずに残り、ガラスびんの強度を低下させますので、金属性のキャップなどは外して排出していただくのが望ましいです。ただし、取れにくいプラスチック製のキャップ(ヒンジタイプなど)は無理に取ろうとすると危険ですので、取れない場合はそのまま排出してください。

空きびんを排出する時、ラベルは取ったほうがよいですか?

ラベルは、無理に剥がさなくて結構です。ラベルはカレット工場で取り除かれます。