よくあるお問い合わせ Q&A

ガラスびんの Q&A

出典:ガラスびん3R促進協議会


ガラスびんはどんな原料でつくられているの?

ガラスびんはけい砂、ソーダ灰、石灰石を主原料として作ることができます。けい砂は白っぽい砂で主な成分は二酸化珪素SiO2です。ソーダ灰とは食塩からつくった炭酸ナトリウムNa2CO3のこと。石灰石はセメントの原料や学校の校庭に引かれる白線などにも利用されていて、主な成分は炭酸カルシウムCaCO3です。
従来は、ガラスびんの製造にこの3つの原料を多く使っていましたが、一度ガラスびんにしたガラスは何度も溶かしてガラスびんに再生できるので、現在はあきびんを細かく砕いたカレットを主な原料にしています。

リターナブルびんって、何回も繰り返し使って大丈夫なの? 衛生的なの?

びん詰め工場では、使い終わって回収されたリターナブルびんをアルカリ洗浄し、最後にきれいに洗い流します。衛生管理は万全です。洗浄後は、高精度の機械や人の目によってキズがないかをしっかりチェックし、安全なことが確かめられたガラスびんだけに中味を詰めています。このチェックの段階でキズが見つかったびんは、砕かれてカレットになり、ガラスびんの原料として再利用されます。

Rマークはどんなびんにつけられているの?

Rマークは、日本ガラスびん協会が統一規格びんとして認定したリターナブルびんに刻印されています。このマークが刻印されたびんは、多くの団体にリターナブルびんとして使用していただけるように、デザイン(設計図)が公開されています。最近では「びん再使用ネットワーク」が日本ガラスびん協会と共同開発した超軽量リターナブルびん、「日本酒造組合中央会」の開発した清酒の300mlびん、環境省による南九州地域のモデル事業で開発された焼酎の900ml茶びんなどが、Rマークびんとして注目されています。

あきびんを“びんtoびん”ガラスびんの原料に使うメリットって何?

第一に、けい砂・石灰石・ソーダ灰など、ガラスびんの主原料となる貴重な天然資源が節約できること。さらに、ガラスびん工場で原料を溶解炉で溶かす時間が短縮でき、重油の使用量を削減できます。原料を100%カレットにすると、天然資源を使用したときに比べ約25%の省エネルギーになるという試算データ(日本ガラスびん協会資料より)が出ています。また、工場での省エネルギーが実現することにより、二酸化炭素CO2の排出量も削減でき、地球温暖化の防止対策にもつながります。

どうしてキャップをつけたままリサイクルに出してはいけないの?

アルミキャップや王冠などが付いたまま排出されると、ガラスびんをつくるときにそれらが溶けずに残り、ガラスびんの強度を低下させます。必ずキャップ等を外して出してください。

外れにくい中栓やラベルも取った方がいいの?

取れにくい中栓は無理に取ろうとすると危険ですので、取らずにそのまま排出してください。ラベルも、はがさなくて結構です。