CELVSS(セリビス)
カレット選別装置
CELVSS
《セリビス》
東洋ガラスが独自に開発したカレット選別機です。国内外に17台の販売実績(2011年9月現在)があります。
概要
「CELVSS」とは、Ceramic(セラミック)、Lead(鉛・Pb)、Vision(再結晶化ガラス)、Separation(選別)、System(システム)を合成した略称です。
市場から回収されるカレットには、ガラスびんの品質に著しく悪影響を及ぼす異物(セラミック、金属、異質ガラスなど)が多く含まれ、びん生産時の品質向上の妨げになります。
そこで、2004年、東洋ガラスは、カレットの品質向上を目的に、従来から保有するガラスの検査技術を結集し、本装置を独自に開発しました。
現在までに、国内カレット処理会社5社に計15台が導入され、高い評価をいただいています。
概寸法
カレット選別の仕組み
選別機能には、金属検出器による金属選別と、カラーカメラによる色選別の2つの機能があります。
投入されたカレットが振動フィーダを経て、自由落下している過程で、金属検出器やカラーカメラで検知された排除対象物が、高圧エアで排除される仕組みになっています。
< 単品カレット中の異物除去 >
単品カレットの中から、目的の色以外の異色ガラスや異物(金属・セラミックなど)を除去します。
< 混色カレット中の特定色回収 >
混色カレットの中から、目的の色だけを回収します。透明・不透明に限らず、対象物の色での選別が可能です。
特徴
びんの検査機で培った技術と、ガラス組成やガラス特性を熟知したガラスびんメーカーの知識を融合したアルゴリズムを採用しました。
独自開発の高性能金属検出器を採用しました。(特許取得済み)
カレット色の切替え操作は、制御盤のセレクトボタンを押すだけ。
操作が簡単で信頼性の高い振動フィーダを採用。ソースカレットがマシン内で自由落下している過程で検出排除する非常にシンプルな構造。懸念される故障箇所が少ないのも特徴です。
独自開発の電磁弁アナライザを使用することで、高精度の『CELVSS』製作とメンテナンスが可能です。
素早い部品提供や、アクションをお約束します。国産がゆえにできる、定期的な調整で、常に最適な状態を維持します。導入から6ヶ月〜12ヶ月目の間に無償点検・調整を実施します。
『CELVSS』デモンストレーションマシン
2010年5月に東京ビッグサイトで開催されたNEW環境展にデモ機(左写真)を展示しました。